オフィスを快適にするデスクレイアウト7パターン
- 25 1月, 2019
どうも作業効率が悪い、なかなか仕事に集中できない……。そう気になった場合は、デスクレイアウトが合っていないことを疑ってみてもいいかもしれません。オフィスデスクの配置はワンパターンだと思われがちですが、実はさまざまな種類があり、それぞれのメリットやデメリットは異なります。
オフィスを快適にするデスクレイアウト
デスクレイアウトとは、机の配置のことです。フロアの大部分を占めるデスクをうまくレイアウトすれば、スペースの削減や動線の確保、そして社員のモチベーションのアップにもつながるといいます。
例えばグループ内のコミュニケーションが求められる仕事と、個々が集中して取り組む仕事では、適したデスクの配置が異なります。自社に合ったレイアウトにすることで、仕事の効率が大幅にアップするかもしれないのです。
デスクレイアウトのパターン
では、具体的にどんなデスクレイアウトがあるのでしょうか。代表的な7つのパターンと、それぞれのメリットとデメリットをご紹介します。
対面式
デスクを向かい合わせに配置するレイアウトです。多くの企業が取り入れる伝統的なスタイルで、「対向型」と呼ばれることもあります。部署ごとにまとまり、端に管理者が座るケースが多いです。コミュニケーションが取りやすく、面積効率に優れている利点がある一方で、向かい合った相手の視線が気になるなど、プライベートの確保が難しい問題はあります。
同方向式
デスクをすべて同じ方向に配置するレイアウトです。銀行をはじめとする金融機関や、受付業務の部署が採用しているケースが多いです。適度なコミュニケーションとプライバシーを維持できる上、業務の流れがハッキリするので、マニュアル化された仕事に向いています。ただその分、「管理されている」という意識が強くなりがちです。
ブース型
個々のデスクをパネルやパーティションで区切るレイアウトです。雑音や他人の視線を遮断し、パーソナルスペースを確保できます。クリエイターやプログラマーなど、個々で集中して取り組む業務に向いています。コミュニケーションが重視される業務にはあまり適しません。
背面対向型
背中を向かい合わせるように、壁面やパーティションに沿ってデスクを配置するレイアウトです。他人の視線が気にならないので、集中して仕事に取り組むことができます。適度なプライバシーを保ちつつ、振り返るだけでほかのメンバーとコミュニケーションを取れますが、かえって集中しづらい環境になる場合もあります。
スクール型
同方向式の一種でもあるレイアウトです。正面に管理者のデスクを置くか、あるいは一番後ろに置くことで、従業員を管理しやすくします。ただ各デスクをある程度離して配置するため、面積効率はさほどよくありません。
クラスター型
同方向式の列を、パーティションや収納を挟んで逆向きに配置するレイアウトです。「左右対照型」とも呼びます。プライバシーが守られる上に、左右前後とのコミュニケーションも取れる自由度が魅力です。一方で、モノを挟んだ方法なので配線処理が難しく、足を線に引っ掛けてしまうなどのトラブルが起こりやすいとされます。
フリーアドレス制
決まった席を設けずに、その都度空いている席を自由に使うシステムです。営業部など離席の時間が長い部署に向いています。省スペースで済むのでコストの削減にもなるでしょう。ただし従業員の管理がしにくいというデメリットもあります。
仕事の内容や目的によって、最適なデスクのレイアウトは異なります。配置をかえるだけで、業務の生産性は格段に上がるかもしれません。上記を参考に自社に合ったレイアウトを取り入れましょう。